親愛なるミラ
こんにちは、お元気ですか?
こちらはみな変わりなく過ごしています。
先日の、イズミル王子によるわたしの拉致事件も、なんとかうやむやの内に決着がつきそうでほっとしています。
またわたしが原因で戦争だなんて冗談じゃないもの!
必死の説得工作の甲斐がありました。(これでも結構体を張ったのよ・・・大変だったわ)
それはともかく。そちらの王子様の具合はいかがですか?
ずいぶん良くなってこられたと聞いていますけれど、またハットウシャを離れられるときにはきっと!連絡してくださいね。厳戒態勢をしきますから。(本当はそんな必要がなくなるように諦めてくれれば一番良いのだけれど・・・男の人って、どうしてああ意地になるのかしら。困ったものです)
そうそう、先日送ったレシピはお役に立ったかしら。
時間が足りなくて完成版が送れなかったのが心残りだけれど、試作品のなかにも割と良いのがあったでしょう?
イズミル王子が早くあなたの魅力に気づいてくれることを心から願っています。
何かわたしに力になれることがあったら言って頂戴ね。協力は惜しまないわ!
ヒッタイトの王妃様にもよろしくお伝えください。
早く私達の友情が公に認められるよう、エジプトとヒッタイト両国に平和が訪れるよう、いつもお祈りしています。
それでは、また。
あなたの友 キャロルより
キャロル「しっかり封をして。これでよし、っと」
メンフィス「キャロル、何を書いているのだ?」
キャロル「あら、メンフィス。うふふ、ちょっとね。お友達にお手紙を」
メンフィス「手紙?」
キャロル「ふふ、気にしないで」
メンフィス「友達とは誰のことだ?」
キャロル「可愛い女の子♪」
メンフィス「・・・誰のことだ・・・」
キャロル「うふふ、ヒ・ミ・ツ。ダメよメンフィス、詮索しちゃ。女の子には秘密が多いものなんだから♪」
メンフィス「・・・・・・・・・・・・」
「あの空をおぼえてる」という映画の試写会にいってきました。
主演は竹野内豊。
あまり詳しいことも知らず、なんとなく観にいったのですが・・・・これが、すっっごい感動でした。
なんというか、すんごいじんわりきた。
途中何度も涙がつつーっと頬を伝ったりして。
公開前の映画なので、詳しいあらすじを書くのはやめておきますが、ここ最近では特大ヒットの感動作でした。
また子役の子がね、上手いんですよ。
主演竹野内っていうか、むしろ広田亮平(子役)?みたいな。
あ、ちなみに、昨日は「ジャンパー」という映画(こっちも試写会)を観てきました。
こっちは瞬間移動能力をもつ超能力者の物語。
いかにもハリウッド〜的なのりの映画で、とにかく映像はすごい迫力がありました。
ガーンときてバーっとなってドカン!!みたいな(笑)
えっとえっと、感想をいうなら、特撮すごーい!映像すごーい!!世界中でのロケすごーーい!!!って感じでしょうか☆
いや、面白くないことはなかったんデスよ?
ただ、どちらかに軍敗をあげるなら、断然「あの空をおぼえてる」。
別に勝ち負けをつけるような種類のもんでもありませんが、日本映画あなどるまじ!!っと思わせてくれる秀作でした。
ルカ「ウナス、具合はどうだ?」
ウナス「ああ、ルカ。うん、もうだいぶ良いんだ。もう大丈夫だ」
ルカ「そうか良かった。いつものこととはいえ災難だったな」
ウナス「ああ、もう慣れたよ・・・・・・。しかしお前はどうして無事でいられたんだ? お前もキャロルさまのチョコを食べたよな?」
ルカ「いや、私は食べていない」
ウナス「え?」
ルカ「口に入れるふりをして、こっそり袖のなかに落としたんだ」
ウナス「ええ〜〜〜っ」
ルカ「目の前でお前が倒れたんだ。それを食べるなんて自殺行為ができるはずがないだろう」
ウナス「ルカ! お、お前それはズルイぞっ。じゃあ、キャロルさまに『美味しいです』とか言ってたのは・・・」
ルカ「嘘に決まってるだろう」
ウナス「ええぇっ!? お、お前、その一言で王宮中にどれだけ被害が拡大したか分かってるのか?」
ルカ「もちろん分かっている。ついでにいえば予想もしていた。だが仕方がない。色からみてもお前のチョコとは別の凶器が仕込まれていたのは間違いないし・・・」
ウナス「・・・凶器って・・・」
ルカ「お前と違って、そんな危険物を口にできるほど私は命知らずじゃない」
ウナス「俺だって命がいらないわけじゃない!」
ルカ「そうなのか? お前はナイルの姫のためならいつでも命が捨てられるんじゃなかったのか? バビロニアあたりでそんなことを言っていただろう」
ウナス「捨て方というものがある。こんな馬鹿馬鹿しい死に方は御免だ。まるきり無駄死にじゃないか」
ルカ「まあそうだな」
ウナス「お前な; その話、他のやつらにはするなよ。お前が思っている以上に被害者は多いんだ。袋叩きにされるぞ」
ルカ「あたりまえだ。お前だからこそ話したんだ」
ウナス「ルカ・・・お前そんなに俺を信用して・・・(感動)」
ルカ「お前は単純だからな。恨みも怒りもすぐに忘れるから安心だ」
ウナス「・・・ルカ・・・」
ルカ「冗談だ。そんなことよりせっかくの休暇だろう、ゆっくり寝ていろ」
ウナス「休暇じゃない」
ルカ「だが、こんなことでもなければお前は休めないだろう。ほら、見舞いも持ってきてやったぞ」
ウナス「ああ悪いな。ところで、その隠したキャロルさまのチョコはどうしたんだ? やっぱり捨てたのか?」
ルカ「まさか。そんな不敬な真似ができるか」
ウナス「なにを今更。それじゃあどうしたんだ?」
ルカ「・・・・・・ナイルの姫のお手作りというだけで、十分価値があるからな。有効に活用させていただいた」
ウナス「有効に活用?」
ルカ「気にするな。それよりほら、見舞いのりんごが剥けたぞ」
ウナス「ああ、ありがとう」
ルカ「ヒッタイトから不穏な知らせも届かないし。王子は注意書きを守ってあのチョコを飾ってくださっているのだろう」
ウナス「ん? なにか言ったか?」
ルカ「いいや何も。気にするな」
ウナス「ふ〜ん(もぐもぐ)」
ミラ「イズミル王子さま、お加減はいかがでございますか?」
イズミル「ミラか。大事無い、もう大丈夫だ」
ミラ「それはようございました。急にお倒れになられた時にはどうしようかと思いましたわ」
イズミル「・・・心配をかけたようだな。すまなかった、許せ」
ミラ「まあ、許せだなんておそれおおい。ですが王子の御不調が諸外国に知れずにすんで、本当にようございました」
イズミル「うむ…ときにミラ、そなた手に何を持っているのだ」
ミラ「え? あ、あのこれは・・・・・・その、最近エジプトの王宮では“ばれんたいんでい”なる催しが流行していると聞きまして。なんでも想いを寄せる殿方に女性が菓子を贈るとか。素敵な催しだと思われませんか?」
イズミル「そ、そうだな・・・」
ミラ「それで、その、ナイルの姫の“特製れしぴ”というものを手に入れまして、“ちょこれーと”なる菓子を作ってみたのでございます」
イズミル「そ、そうか・・・」
ミラ「カカオやら蜂蜜やら、唐辛子やらワサビやら、珍しい材料が多くて苦労いたしましたが、姫君のれしぴに忠実に作り上げたつもりでございます。王子さま・・・よろしければ召し上がってくださいませ」
イズミル「・・・・・・・・・・・・い、いや。わたしはよい、遠慮しておこう」
ミラ「なぜでございます!? 王子さまは、ルカから送られてきたナイルの姫のチョコは召し上がられたのでございましょう?」
イズミル「いや、それは・・・・・・そ、そなた、そのような情報をどこで仕入れたのだ? ナイルの姫のれしぴなど、この私でさえも知らなかったことを・・・」
ミラ「女の情報網を甘くみてはいけませんわ。そんなことより。さあ、王子さま!どうぞ召し上がってくださいませ!」
イズミル「よいと申しておろう。欲しくはないのだ、さがっておれ」
ミラ「ですが・・・」
イズミル「くどいぞ」
ミラ「ああ、王子さま…なぜなのです……。そのように満身創痍で臥せっておられるのは、すべてナイルの姫のせいだというのに。傷つかれてなお、ナイルの姫を想われる……ああ〜わたくしは姫を!恨んでしまう〜〜〜」
本日2月14日をもって、水蓮華はサイト開設6周年を迎えました。
明日からいよいよ7年目に突入です。
毎年同じことを言っている気がしますが、これだけ長い間サイトを続けてこれたのは、本当に、このサイトを見てくださる皆様のおかげだと思っています。
趣味のサイトは基本的に自己満足の産物でしょうが、それでもひとりきりで走っていると、そのうち息切れがしてくるもの。
そんな時に「頑張って」と応援していただくと、また走り続ける気力がわいてきます(^^)
最近はあんまりしっかりした更新ができなくて申し訳ないのですが、細く長くでこれからも続けていけたらいいなと思っています。
皆様ほんとうにありがとうございました。
そしてこれからも、どうぞよろしくお願いします。
美月拝
キャロル「はい、メンフィス。チョコレート♪」
メンフィス「うむ」
キャロル「今年は自信作なのよ。あら、どうしたの? 不機嫌な顔して」
メンフィス「……そなた、宮殿中の男どもにチョコを渡しまくったそうではないか」
キャロル「あら、そんなこと。妬いてるの?」
メンフィス「そうではない」
キャロル「ふふ、気にしないで。確かに皆にチョコを渡したけど、全部義理チョコか友チョコだから」
メンフィス「友チョコ?」
キャロル「友達に渡すチョコのことよ。最近流行ってるのよ」
メンフィス「最近とは、いつの最近だ」
キャロル「いやね、メンフィス。そんな野暮なこと。ナイルの娘は時空を越えるのよ」
メンフィス「……そ、そうか……」
キャロル「そうよ。だから気にしないで。ウナスやミヌーエ達に渡したのはただの友チョコ、ううん部下チョコかしら? とにかく義理だから。……どんなにたくさんチョコをばらまいても、本命はあなたひとりよ♪」
メンフィス「当然だ」
キャロル「ふふ、ねえ食べてみて。今年はホントに自信作なのよ」
メンフィス「うむ。ほう、悪くないな」
キャロル「でしょう!」
メンフィス「良く出来ている。これならば美味いぞ」
キャロル「本当? 嬉しい! 頑張った甲斐があったわ」
メンフィス「それほど力を入れて作ったのか?」
キャロル「ええ。さんざん試行錯誤を繰り返して。屍の山を乗り越えて」
メンフィス「…………」
キャロル「どうしたの? 顔色が悪いみたいだけれど」
メンフィス「いや、なんでもない」
キャロル「そう? それなら良いけれど。――ねえ、メンフィス」
メンフィス「なんだ」
キャロル「愛してるわ。このチョコレートの甘さが私の気持ち。だから来年も、再来年も、ずっとずっと受け取ってね」
メンフィス「……キャロル……(ぎゅっ)」
キャロル「ハサン! あら、カレブも」
ハサン「よう、お姫さま。注文の品はあれで良かったかい?」
キャロル「ええ、バッチリよ。さすがはハサンね。本当にあんなものまで手に入るとは思わなかったわ」
カレブ「へへ、こっちはこれが商売ですからね。ご注文とあらばなんなりと取り寄せて見せますとも」
ハサン「それにしてもお姫さま、あんなもの何に使うんですかい? …まさか、あれをファラオに渡したりは…」
キャロル「まさか! いくらなんでもそんなことしないわよ!」
ハサン「そいつは良かった。下手したら文字通りおれ達の首が飛んじまうからな」
カレブ「でもそれじゃあ、いったい何にお使いになったんで? あんなもの、とても食べられたもんじゃねえと思いますが…」
キャロル「あらカレブ、もしかして食べたの」
カレブ「味見でさあ。――おい、ハサン、何を笑ってやがるんでえ」
ハサン「プッ……意地汚く商売物に手を出すお前が悪いんじゃねえか」
カレブ「黙れ。こちとらプロの商人だ、てめえで扱ってる商品の中身くれえ、てめえで知っておく必要があらあな」
ハサン「へっ、それで死ぬ目にあってりゃ世話ないぜ」
キャロル「あら、そんなに酷かったの?」
カレブ「そんなもこんなも、死ぬかと思いましたぜ!! 見た目は綺麗な橙色で、甘い爽やかな香りがするからどんなに美味いのかと思えば…!!」
ハサン「七転八倒、転げまわっての大騒ぎ。砂漠の真ん中で水筒の水をがぶがぶ飲み干すもんだから、おかげで次のオアシスにつくまでこっちが大迷惑だ」
カレブ「いったいありゃあ何なんですかい?」
キャロル「うふふ、ハバネロよ」
ハサン・カレブ「ハバネロ?」
キャロル「世界一辛いと言われていた唐辛子よ。ウナスのリアクションがとっても素敵だったから、これはいけるんじゃないかと思いついたの♪」
ハサン・カレブ「…………;」
キャロル「唐辛子だけど、柑橘系のフルーティな香りがするのが特徴なのよね。形もころんとして可愛いし。チョコでくるんだら素敵じゃない?」
ハサン「…………誰に渡すんですかい?」
キャロル「うふふふふ♪」
ハサン・カレブ「…………;;;」
神官「カプタ―大神官さま、王妃さまよりのお届けものにございます」
カプタ―「おお!? なんと、ナイルの王妃さまがわしにこれを!」
神官「はい。特別に材料を取り寄せられたお菓子とか。特に大神官さまにお渡しするようにと、お言伝がございました」
カプタ―「おお、それはなんとありがたい。ふむ、これはなんと美しい菓子じゃ。どれさっそくに。…………むっ……むむっっ…………むむむむぅ〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!!」
神官「だ、大神官さまっ!? いかがなされました、カプタ―大神官さま〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
イズミル「よし、よくきたな」
ハザズ「イズミル王子、ルカよりの鳥文でございますか」
イズミル「うむ。ナイルの姫の近況を知らせてまいったのだ。ほう、これは・・・」
ハザズ「いかがなさいました?」
イズミル「ナイルの姫がまた愉快な趣向を思いついたらしい。ふっ、相変わらず可愛らしいことぞ。のうハザズ将軍」
ハザズ「・・・・・・はっ、御意に」
イズミル「この包みは・・・・・・これは、なんとナイルの姫手作りの菓子とな」
ハザズ「なんと、そのようなものが」
イズミル「ルカが手に入れひそかに送りよこしたものらしい。優秀な部下を持って私は幸せだな」
ハザズ「はっ。しかしこの鳥、おのれの体と同じほどの大きさのこの包みを抱えて、どうやってエジプトからヒッタイトまで飛んでまいったのか・・・?」
イズミル「気にするな。ヒッタイト産のハトは優秀なのだ」
ハザズ「お待ちくださいイズミル王子。ルカよりの注意書きがございますぞ。ええと、なになに 『同封いたしました菓子はナイルの姫君から頂戴したものではございますが、なにぶん内容物が不明にて、殺傷能力が高きことが予想されますれば、口にされることなく観賞用としてお使いくださいませ』 とな。・・・・・・・・・・・・・はっ! お、王子っ!?」
イズミル「うっ、くぅぅ・・・・・・こ、これは・・・…っ!?」
ハザズ「王子、イズミル王子!! しっかりなされませ。ええい誰か、医師だ!! 医師を呼べーーーーっ!!!」
イズミル「ハ、ハザズ将軍、・・・・・・・胃が、胃が焼け付くように痛む・・・・・・」
ハザズ「おお、なんとこれはエジプトの新手の陰謀か!? おのれ、エジプト、おのれメンフィス、この恨み決して忘れはせぬぞーーーーーーーっっ!!!!」
キャロル「はい、どうぞ♪」
ミヌーエ「・・・・・・ついにわたしのところまで来ましたか」
キャロル「え?」
ミヌーエ「いえ。なんでも。有難うございます。キャロルさまお手作りの“ちょこれーと”ですね」
キャロル「ええそう。よく分かったわね」
ミヌーエ「ウナスや部下たちから悲鳴・・・いえ話を聞いておりましたので。なんでも今年は皆にお配りになられているとか」
キャロル「そうなの。やっぱり色んな人の意見を聞いたほうが良いものができると思って」
ミヌーエ「我々は人体実験ですか」
キャロル「え?」
ミヌーエ「いえ何でも(にこり)」
キャロル「ねね、食べてみてもらえるかしら?」
ミヌーエ「王妃さまの仰せとあらば。それで、このチョコには何を入れられたのですか?」
キャロル「あら、どうしてそんなことを聞くの?」
ミヌーエ「いえ、心の準備をしておこうかと思いまして」
キャロル「別におかしなものは入れていないわ。砕いた木の実をまぜたナッツ・チョコと、残りの半分は中にワインを詰めてみたの」
ミヌーエ「ワイン?」
キャロル「ええ。チョコレート・ボンボンをイメージしたんだけれど、どうかしら」
ミヌーエ「…………」
キャロル「美味しくない?」
ミヌーエ「いえ、不味くはありませんが。不思議な味ですね。あと、ワインを詰めたというよりは、ワインに浸っていたというほうが正しくはありませんか?」
キャロル「途中でコーティングのチョコが割れて、中身が出てきてしまったのね。やっぱりこういう技ありのチョコは難しいのかしら」
ミヌーエ「そうですね。けれど、こちらの木の実の入ったものは食べやすいですよ」
キャロル「本当? よかった。それは比較的他のみんなにも好評だったのよ」
ミヌーエ「王妃様は、私の配下の近衛の者達全員にチョコを配ってくださったそうですね」
キャロル「ええ。よく知っているわね」
ミヌーエ「おかげさまで、隊の半数のものが体調不良を訴えて昨日から職務を離れておりますれば」
キャロル「そ、そうなの…………。で、でも! おかげで私のチョコも大分完成に近づいてきたわ。彼らの尊い犠牲、決して無駄にはしなくてよ!!」
ミヌーエ「はい。これでファラオの御身が守れるのであれば、ウナスをはじめ散って逝った部下達も浮かばれることでしょう」
キャロル「ええそうね。みていてちょうだいミヌーエ将軍。わたし頑張るから!」
ミヌーエ「応援しております(にっこり)」
キャロル「はい、どうぞ♪」
イムホテップ「これは・・・わたくしに、でございますか?」
キャロル「ええ。これには変なまぜものはしていないから大丈夫。安心してうけとってちょうだい」
イム「これには? ・・・いえ、ありがとうございます。有難く頂戴させていただきます」
キャロル「どうかしら?」
イム「・・・・・・」
キャロル「・・・・・・」
イム「・・・・・・・・・・・・」
キャロル「・・・・・・・・・・・・」
イム「・・・・・・ここで食べろ、ということでございましょうか?」
キャロル「ええ! ぜひ感想を聞かせてほしいの」
イム「その、わたくしは年も年ですので、あまり珍しい食物は胃が受け付けませんので・・・」
キャロル「ええ。そう言われる思って、ご老人でも食べやすいように工夫を凝らしてみたのよ♪」
イム「・・・・・・・・・・・・では」
キャロル「どうかしら?」
イム「これは、牛乳ですかな?」
キャロル「そう。ホワイトチョコレートを目指してみたんだけれど」
イム「ほわいと? ふむ、口当たりは良うございますな」
キャロル「美味しいかしら?」
イム「それはその・・・嗜好の問題かと・・・」
キャロル「やっぱりまだまだ未完成ねえ。でも、一口で吐き出されなかっただけ進歩かしら?」
イム「・・・・・・・・・・・・」
キャロル「はい、二人とも♪」
ウナス「・・・・・・」
ルカ「・・・・・・」
キャロル「どうしたの?」
ウナス「あの、キャロルさま、これは・・・・・・」
ルカ「ちょこれーと、とやらいう菓子ですね。どうしてわれわれに?」
ウナス「メンフィスさまに差し上げるのではないのですか?」
キャロル「もちろん、メンフィスにもあげるわよ♪ でも、今年は他のみんなにもと思って。特にウナスとルカにはこのあいだの豆まきで迷惑かけちゃったから、お詫びがわりに(にっこり)」
ウナス「はあ・・・」
ルカ「迷惑だという自覚はおありになられたのですね(ぼそ)」
ウナス「ル、ルカっ!」
キャロル「? ルカ、何かいったかしら? ごめんなさい聞こえなかったわ」
ルカ「いいえ、何も(にっこり)」
ウナス「あ、ありがとうございますキャロルさま。謹んで頂戴いたします」
キャロル「よろこんでくれて嬉しいわ♪ よかったらこの場で食べてみて♪」
ウナス「では、さっそく。・・・・・・・・・う、うぐぅっ」
ルカ「ウナス、大丈夫か?」
ウナス「あ、ああ。・・・・・・キャ、キャロルさま、これは・・・今年はいったい、何をお入れになったので・・・・・・?」
キャロル「メンフィスはあまり甘いものが好きじゃないから、唐辛子を混ぜてみたんだけど。ダメかしら?」
ウナス「い、いえ、そのあの・・・・・・」
キャロル「・・・・・・まだまだ改良の余地がありそうね」
最近あまりにも更新がなく、このままではサイトが自然消滅しそうな勢いなので; ちょっと新しいことをはじめてみることにしました。
といっても、正式コンテンツというわけではなく、あくまでブログでのお遊びみたいなものですが(こっちのブログも自然消滅したら困るしぃ(小声で))
とりあえず、季節ものからスタート。
といっても、すでに二日過ぎてますが(爆)
このサイトのメインは一応小説・・・のつもりなのですが、これは見てのとおり、小説というより脚本?というか小ネタ?ですね。
基本的に情景描写はなしで、セリフのみで進めようかと思ってます。
手間隙かかってくるとめんどくさくなって続かないと思うので(^^;(こら)
あと、多少?キャラ崩壊してるかもしれません(汗)
ギャグ、コメディテイスト中心になるかな??
まあ、予定は未定ということで、なんとなく続けていければいいなあ〜と思ってます(笑)
テティ「姫さま、これでよろしいですか?」
キャロル「ありがとうテティ♪ あら、意外といろんな種類があるのね」
テティ「はい、ひよこ豆にレンズ豆にえんどう豆・・・・・・とにかく厨房にあるだけの豆をもらってきました。いけませんでしたか?」
キャロル「あら、そんなことはないわよ。多分」
テティ「多分?」
キャロル「わたしもよくは知らないの。外国の行事だったから。でも、とにかく豆をまけばいいんだし・・・種類はなんでも良いわよ、きっと」
テティ「はあ・・・」
ウナス「キャロルさま、これでよろしいでしょうか?」
キャロル「あ、ウナス! まあ、よく似合うわっ」
ウナス「・・・ありがとうございます。ところで、この衣裳はいったい何なのでしょうか? その・・・見たこともない服装ですが」
キャロル「それはオニと言ってね、うーんと、悪魔とか、悪霊とか、そういった感じのものかしら?」
テティ「面白い色と形ですねえ。黄色と黒の縞々の・・・腹巻きですか?」
キャロル「オニのパンツよ。伝統なの」
テティ「はあ・・・」
ウナス「では、体を赤やら青やらに塗るのは・・・」
キャロル「伝統よ!(きっぱり)」
ウナス「・・・・・・」
ルカ「あきらめろウナス。姫君のお遊びはいつものことだろう。だいたいお前は普段とそう変わらない格好ではないか。ちょっと顔と体が赤くなって、腰巻きの色が変わったくらいで」
ウナス「それだけ違えば大違いだ!」
ルカ「お前は似合うからいいだろう。わたしなど・・・あきらかにキャラが違うと思うのだが」
ウナス「いいや、お前も似合っている! だいたい基本カラーが一緒ではないか。ルカこそ普段の縞々服と大差ないぞ!!」
キャロル「それじゃあ、いくわよ〜♪ テティ、みんなも一緒に投げてね」
テティ「本気で投げていいんですか?」
キャロル「もちろんよ。一年の厄をはらうんですもの。力いっぱいぶつけましょう。そ〜れ、オニは〜そと〜〜〜!!」
ウナス「いたっ、いたたたたっ、キャ、キャロルさま、それは本気で痛いです〜〜〜」
ルカ「あきらめろ、ウナス・・・・・・」